チーム医療  摂食嚥下療法室

摂食嚥下療法室紹介

 

食べる為のケアやリハビリとして、摂食嚥下療法がありますが、当院では、平成25年より摂食嚥下療法室が設けられ、食への意識向上、肺炎対策に積極的に取り組んでいけるよう現在形作りをしながら活動しています。医師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士など多職種が、@摂食嚥下訓練チームA口腔ケア・歯科チームBNST(栄養サポート)チームに分け、多方面から、問題点を探り、食べることを目的とした業務改善や訓練を行っています。

 

1、摂食嚥下障害とは

摂食嚥下障害とは、脳血管障害や、高齢で日常生活レベルが低下(目が見えにくくなったり、足腰が弱くなることと同じように「食べる・飲み込む力」も徐々に低下すること)、肺炎などの感染症や手術後による長期の臥床、耳鼻咽喉科的疾患などが原因になり、食べる・飲み込む能力が落ちることをいいます。摂食嚥下障害が進行すれば肺炎を繰り返したり、栄養状態が悪化し、様々な疾患を引き起こします。

 

2、誤嚥や誤嚥性肺炎とは

誤嚥とは、唾液・胃内容物・食べ物・口腔内細菌が誤って気管に入ってしまうことです。誤嚥性肺炎とは、誤嚥することにより生じる肺炎です。多くが睡眠時に唾液や口腔内細菌が気管に流れ込んでしまうことで発症するといわれています。高齢者の寝たきり状態を長期化させる原因として重要な疾患となります。誤嚥性肺炎を予防する方法として、嚥下状態改善の為の摂食嚥下リハビリテーションや誤嚥した際に肺炎発症のリスクを少なくする為の口腔ケアが挙げられます。

3、口腔ケアの重要性

力を入れて行うケア・リハビリとして口腔ケアがあります。摂食嚥下訓練・肺炎対策は口腔ケアから始まるといって過言ではありません。口腔ケアの目的として、細菌の減少による虫歯・歯周病・口臭・誤嚥性肺炎の予防、唾液の分泌促進、食べる為の準備運動、生活のリズムを整える、コミュニケーションが取りやすくなる等とても多くのものがあげられます。13回歯を磨くことは当たり前ですが、重症者などが口臭や口腔内汚染があるなら3回に加えて頻回にケアすることが望ましいです。口腔内を綺麗にすることが、食べる喜びへと繋がっていくのです。

4、口から食べることの重要性

口から食べることは生命活動に必要な栄養を摂ることに加えて、人生の質を良くする楽しみや生きる力をもたらしてくれます。当院では、摂食嚥下療法室を中心に、入院早期から、摂食嚥下障害の患者様に対して、口腔ケアや食べ物を使わない摂食嚥下の訓練(間接嚥下訓練)を行い、安全に食べて健康に回復して頂けるような支援(直接嚥下訓練)を行っています。

6、活動

@情報集約

平成25年度より、摂食嚥下訓練者リストを作成し、ケア・リハビリをいつでも提供できるように努めています。

A業務改善

・食べ物を使わない摂食嚥下のリハビリ(間接嚥下訓練)シートを作成し、シートをみながら誰でもケア・リハビリを行えるように努めています。

・定期的に食事の形態や段階の検討を行い、患者様にとって食べやすい食事を提供できるようにしています。

B平成26年度院外活動

H26,4,28:多職種連携研修会(ライフハーバー)に講師として出席

H26.7.26:南薩地区看護研修会に講師として出席

H26.9.25:サルコぺニア(加齢による筋肉量の低下)について他施設を交えての勉強会開催

H26.9.26:いちき串木野地区介護支援専門員研修会に講師として出席

※その他、院内研修も随時行っています。

7、今後の取り組み

現在、摂食嚥下について地域に向けた活動も積極的に行っています。今後の取り組みとして、食べる為の検査・評価といった外来や訪問、摂食嚥下訓練の為の期間を決めた短期入院ができるよう整備行っています。何か不明な点や食べる為のケアやリハビリについて聞きたいことがあれば、いつでも、いちき串木野市医師会立脳神経外科センター摂食嚥下療法室担当までご相談下さい。

最後になりますが、食べる喜びは生きる喜びです。私たちが、口から食べる為のケアやリハビリをすることで、より多くの人が笑顔で食事を食べて頂けることが、私たちの喜びです。

 

住民の皆様に信頼され、愛される病院を目指して

  • 外来受付時間
    午前8:00〜11:00

    外来診療時間
    月〜金 8:30〜17:30
    土 8:30〜12:30

  • 当院は『在宅復帰支援』につながる
    ●回復期リハ病棟
    ●訪問看護ステーション『さくら』
    (介護保険事業所番号:4661890063)
    ●地域包括ケア病床が併設されています。

  • ID Link公式サイトはこちら

    地域医療連携サービス「ID-Link」を導入しています。
    医療連携ネットワークに参加しているため、診療情報を共有し一貫した医療が可能となります。また、重複した薬の処方